環境問題への取組み
地域金融機関として環境に対する当行の考え方を明確化し、地域の自然環境を保全し環境負荷の軽減を図る取組みを積極的かつ継続的に推進するため、「環境方針」を制定し、公表しております。
本方針のもと、持続可能な社会の形成に向け、環境保全活動を推進してまいります。
環境方針
(基本理念)
七十七銀行は、良き企業市民として、美しく豊かな自然環境を守り、次の世代により良く引き継いでいく社会的責務があると考えています。
当行は、経営の基本理念である行是の第一に掲げる「奉仕の精神の高揚」という考え方のもと、地域社会と共生する企業を目指し、持続可能な社会の形成に向け環境保全活動に積極的かつ継続的に取り組んでまいります。
(行動指針)
- 環境に関連する法規制、協定およびその他当行が同意する事項を遵守します。
- 省エネルギー、省資源およびリサイクル活動を推進し、環境負荷の軽減に努めます。
- 環境に配慮した金融商品、サービスの提供により、環境保全に取り組むお客さまを支援します。
- 役職員一人ひとりが環境問題に対する認識を深め、地域社会の環境保全活動を推進するために、啓発活動に取り組みます。
森林保全活動の実施
当行では、創業140周年記念事業の一環として、2018年9月に宮城県等と締結した「みやぎ海岸林再生 みんなの森林づくり活動」の協定に基づき、仙台市荒浜地区で役員と2018年度の新入行員がクロマツの苗木1,000本を植樹しました。植樹地は「七十七 未来の森〜For the Future〜」と命名し、災害から地域を守る海岸防災林となるよう管理をして参ります。

金融商品・サービスを通じた環境保全活動
当行では、金融商品・サービスを通じて、環境保全活動等の社会貢献活動に積極的に取り組む企業や、個人のお客さまを支援しております。
事業者向け商品
地球温暖化防止、リサイクル関連設備導入等に取り組む企業を対象とした「<七十七>社会貢献活動支援ローン」および「77ESG私募債」をお取扱いしております。
個人のお客さま向け商品
「<七十七>ESG日本株オープン(みやぎの絆)」は、創業140周年を記念し、取扱いを開始いたしました。本ファンドは、当行が受け取る信託報酬の一部を震災により壊滅的な被害を受けた海岸防災林の再生活動のため寄付いたします。
啓発活動などの環境保全活動
「クールアース・デー」への取組み
環境省では、毎年7月7日を「クールアース・デー」と定めており、当行でも地球環境の大切さを再確認し、地球温暖化防止に貢献するため、当行施設の屋外照明等のライトダウンを実施しました。
Fun to Share宣言への賛同
エネルギー使用量の削減などを通じた温室効果ガス排出削減に貢献するため、低炭素社会実現に向けた気候変動キャンペーン「Fun to Share」に賛同企業として参加し、地球温暖化防止に向けた取組みを行っております。
環境負荷の軽減に向けた取組み
燃料電池自動車の導入

環境負荷の軽減を図るとともに、政府や宮城県が進める水素エネルギーの利活用を後押しするため、トヨタ自動車の燃料電池自動車「MIRAI」を2017年8月に2台導入し、営業車両として利用しております。
なお、当行ではガソリン等の使用による温室効果ガス排出の抑制を図るため、営業車両などの更新、追加の際は、ハイブリッド車等環境に配慮した車両を導入しております。
クールビズ・ウォームビズの実施

温室効果ガス排出削減および節電対策の一環として、夏期にクールビズ、冬期にウォームビズを実施しております。
夏期は室内温度を28℃、原則上着・ネクタイの着用を不要とする軽装とし、冬期は室内温度を20℃として暖かい服装で勤務するなど、地球温暖化防止への意識高揚にも貢献しております。
環境に配慮した店舗の設置
LED照明および省エネ型空調機を導入した「環境対応店舗」を設置しています。
また、省エネルギーへの取組みを強化するため、建替えを予定している店舗等を除いた全ての店舗およびキャッシュサービスコーナーを対象に、営業室やロビー等の照明を蛍光管からLEDへ切替えております。
省エネ型空調機への切替え
既存設備の更新時期に合わせ、省エネ型空調機への切替えを推進しております。
環境に配慮した素材を使用した通帳の取扱い
通帳の素材に再生紙としてリサイクルが可能な「紙クロス」を使用しているほか、焼却時の有毒ガス発生を抑制するため、印刷塗料に「植物油インキ」を使用し、磁気ストライプには「脱塩化ビニル」の素材を採用しております。
また、当行では、紙資源節約などの観点から「WEB通帳」および「電子交付サービス」を推進しております。
「WEB通帳」とは、紙の通帳を発行しないかわりに、インターネットバンキングなどWEB上で残高照会や取引明細照会を行っていただくエコで便利な通帳です。
「電子交付サービス」とは、お客さまに郵送でお届けしている預金、投資信託、公共債およびカードローンに関する書類を個人インターネットバンキングの画面上で閲覧できるサービスです。
マテリアルリサイクルの実施
産業廃棄物として処分されている女性行員の使用済事務服について、日本環境設計(株)が企画するBRINGプロジェクトに参加し、新たな資源として再利用可能なマテリアルリサイクルを実施しました。
マテリアルリサイクルとは、使用済み衣料品などを回収し、新しい製品の材料もしくは原料として再利用する仕組みであり、再生原料を使用し衣料品等を製造した場合、CO2を約55%削減できる効果があるため地球温暖化対策に貢献できます。