私たちの選択 INTERVIEW

得意分野を活かし、
銀行業務の高度化と地域貢献に挑む。

私たちの選択
Interview

Yuya Suzuki

鈴木 裕陽

デジタル戦略部
デジタル戦略課(行政職員、シンクタンク勤務を経て2024年に入行)

地元のためにキャリアの転換を決意。

現在、デジタル戦略部デジタル戦略課でデータ分析チームに所属しています。また、部署横断で本部業務の生産性向上を推進する「D3ワーキンググループ」の運営にも携わっています。具体的には、データ可視化のためのBIツールやAIモデル・統計学などを用いたデータ分析業務、生成AIやRPAなどを活用した業務効率化・自動化の推進、部内外との連携によるデジタル施策の企画・実行を担当しています。
新卒で入庁した地元の自治体では、行政職員として約7年間勤務しました。行政サービスのDX推進や建築確認審査、都心再開発支援を経験し、一級建築士などの国家資格を取得しました。その後、東京のシンクタンクに転職し、官民連携による公共空間活用やエリアマネジメントの戦略立案支援など、まちづくりにかかわる業務を経験しました。
当行へ転職した理由は、地元仙台へのUターンを考えたことがきっかけです。前職では東京と仙台の二拠点生活を送っていましたが、家族と過ごす時間を大切にしたいという思いが強くなったため、転職活動を始めました。そのなかで七十七銀行がDX推進人材を募集していることを知り、業界は未経験でしたが、これまでの経験を活かせると感じて挑戦を決意しました。
入行して感じたのは、「攻め」と「守り」の両立を目指す企業文化です。東北のリーディングカンパニーを目指す企業としての収益性や改善意識といった「攻め」と、公共性の高い金融システムを担う地方銀行としてのガバナンス・セキュリティという「守り」の意識を双方高く持つ行員が多く、バランスの取れた組織だと思います。

異業種で培ったスキルを、銀行業務に活かす。

前職では建築分野において、課題解決型の業務に多く携わってきました。DXやデータ分析とは一見異なる領域に見えますが、「課題の本質を捉え、仮説を立て、検証を重ねる」というプロセスには共通点があると考えています。建築設計では、クライアントの要望をヒアリングし、図面や模型を作成、打合せを重ねて施工へと進みます。DXプロジェクトも同様に、要件定義からプロトタイプ作成、改善・実装・効果検証という流れがあり、これらの経験で培った思考力や調整力が現在の業務にも役立っています。
今後は、EBPM(Evidence-Based Policy Making)をさまざまな領域で実践し、データドリブンな組織文化の浸透を目指しています。EBPMとは、統計データや分析結果など客観的な証拠(エビデンス)に基づいて施策を立案・実行する手法であり、複雑化する社会課題に対して合理的かつ説得力のある対応が可能になります。前職での政策立案支援の経験を活かしつつ、データサイエンスの知識・スキルをさらに磨き、銀行業務の高度化と地域社会への貢献を両立させていきたいと考えています。

※部署名などの表記は取材時点のものです。