TALK
対談

グローバル 編

ビョン ジュノ
BYON JUNHO

2019年入行
資金証券部
市場営業課

孫 豪
SUN HAO

2021年入行
市場国際部
アジアビジネス支援室

留学で好きになった仙台や東北と、
母国をつなぐ架け橋になりたい。

01theme

それぞれの仙台への思い。

ビョンこうして二人だけで話すのは久しぶりだよね。

ビョンさんは尊敬する大学の先輩でもあるので緊張しています(笑)

ビョンこちらこそ優秀な後輩を前に照れるよ。ところで孫くんは母国である中国の大手企業2社の内定を辞退して当行に入行したと聞いたけど、その理由は何だったの?

仙台の住みやすさを実感したからです。海外の他の都市にもいろいろ出かけた経験がありますが、留学を機に仙台で生活するうちにしっくりきたというか、とても自分に合っている環境だと思いました。そのなかで当行を選んだのは銀行業務への志望はもちろん、ワークライフバランスの面でも魅力的だったからです。ビョン先輩がいらっしゃったことも大きかったです。

ビョンそういえば孫くんが進路を決めるときに一緒にカフェで話したよね。僕も孫くんと似ているけど、仙台は学生の頃から、授業で疲れたらバスや電車に乗って30分程度で温泉に行けて、お米と牛たんも美味しく、さらに大好きな野球観戦もできるということで魅了されていったんだ。出身の韓国に似ているとも感じたな。バイト先や街で会う人たちも優しくて「この街で働きたい」と思ったことが大きかった。

02theme

実際に働いてみて感じたこと。

私は入行してから職場での敬語の遣い方や担当業務に慣れるまで、ちょっとしたカルチャーの違い、学生と社会人の違いを感じたことがあり、1年目の最初の半年は試行錯誤が多くて大変でした。ビョン先輩はどうでしたか?

ビョン金融商品は目に見えない商品であり、それを自分にとっての外国語である日本語でお客さまに説明するのがやはり難しかったよ。特に、2~3年目になるとお客さまと電話や窓口で話す機会も多く、その際に説明するのに苦労したな。現在はどう?

私が所属する市場国際部では、海外経験のある上司と先輩が非常に多いので、自分の素直な意見が尊重され、包容力のある職場環境が整っていると思っています。

ビョンそれは頼もしい環境だね。僕も先輩がお客さまとやり取りするのを参考したり、来客や電話の後は必ず会話を振り返りながら、より良い表現方法を考えたりしたよ。その結果、お客さまが納得した表情を見ると説明するこちらも嬉しく、やりがいを感じた。

努力が報われると、とても嬉しいですよね。

03theme

カルチャーの違いに戸惑ったこと。

ビョンお互いに日本にいると「外国人」という立場だけど、入行当初カルチャーの違いに戸惑ったりしたことはあった?

一番は先輩と後輩の関係です。比較的フラットな関係性の中国と比べると、こちらは「ニュートラルな縦」というイメージがあります。先輩は「後輩を指導し面倒を見る」「後輩より重い責任を負う」ことが暗黙のうちに求められ、後輩は「先輩に恩を返す」「先輩のサポートをする」そして「自分が先輩になった時には後輩に対しても同じことをする」という共通認識があるのかもしれないと感じました。

ビョンなるほど。確かにそういう感覚は分かる気がする。僕の場合、日本と韓国では大きな文化の違いはなく特に困った経験はなかったな。むしろ、お客さまから「海外で仕事しているってすごいね!」などと言われる場合もあって、嬉しい経験のほうが多かった。

私は職場でミスをしたときに先輩に守っていただいたり、食事代を払っていただいたこともたくさんあります。最初はこの「ニュートラルな縦」の関係にカルチャーの違いを感じましたが、今はこのバランスの取り方を理解しました。それは「やってもらった分を恩返しする」ことだと思いました。

ビョンでもそれはいい関係だよね。組織としての結束力にもつながるし。

ビョン先輩の優しさも見習っていきたいと思います。

04theme

これからのキャリアビジョン。

ビョン僕は将来、国際関連業務の専門性を磨いて、東北と世界をつなぎ、東北をよりグローバルな街にするために貢献していくことが目標。当行には多様な国際関連業務があるので、積極的にチャレンジしてみたいと思っている。

私は「ワークライフバランスを取りながら、家族、親友と一緒に人生を楽しむ」ことを理想に思い描いています。ライフについては日本で土台を作り、ビョン先輩のように家庭を築きたいです。ワークについては「T字型」人材になれるように、幅広い業務を体験し、多様な金融知識を身につけたうえで、今後のキャリアを見極めていきたいです。もちろん、中国をはじめとした海外諸国との輸出入貿易が円滑に進められるように、地元のお客さまも支援して、ウィンウィンな経済関係を築くことに貢献したいです。

ビョンとてもいいビジョンだね。僕も架け橋となり、多くのビジネスチャンスを創っていけるような存在になりたいと思っているよ。お互いに大好きな仙台や東北と海外をつなぐ役割が果たせるよう、これからもますます頑張っていこう。

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