77×理系



瀬川 隼也
Junya Segawa
デジタル戦略部
デジタル戦略課
リーダー
2010年入行
銀行業務のデジタル改革に向けた司令塔の部署で、データやAIを活用したデジタル施策の企画立案に臨む。

佐藤 勝太
Shota Sato
ダイレクトチャネル推進部
ダイレクトチャネル推進課
リーダー
2012年入行
スマホアプリやインターネットバンキングなど、DX推進のなかで非対面チャネルの利用拡大に向けた施策に取り組んでいる。

- 瀬川:
- 普段、職場では頻繁に何気なく顔を合わせているけど、こうしてあらたまって話すのは久しぶりだね。今日はよろしく。
- 佐藤:
- なんだか少し照れますね。こちらこそよろしくお願いします!
- 瀬川:
- 現在はお互いに当行のなかでもデジタル領域のセクションで仕事をしているけど、自分自身は大学進学時に“文系理系どちらでも構わない”と考えて、結果、教育学部で学びました。佐藤くんは学生時代工学部ですよね。就職活動ではどんなことを考えていましたか?
- 佐藤:
- 地元が仙台だったこともあり、将来は宮城県や東北のために働きたいと考えていました。東日本大震災を経験したことで、さらにその思いが高まり当行への志望を決めたという感じです。瀬川さんの地元は福島ですよね?
- 瀬川:
- そう。東北に貢献したいという思いは同じだけど、自分の場合は、大学生活で過ごした4年間で仙台の住みやすさや魅力を感じて“東北の中心で頑張ろう”という思いで決めたというのが正直なところです。
- 佐藤:
- 地元出身者として嬉しいです。瀬川さんは入行後に、担当する仕事を通してデジタル領域の知見を深められたと思います。学生時代は教育学部ということもあり、デジタル領域については、もともと馴染みがない分野だったと思いますが、不安などはなかったですか?
- 瀬川:
- いまでも不安ばかりですよ(笑)。でも学生時代、専門的に学んでいないからこそ気づく部分もあって、それも大きく役立っています。
- 佐藤:
- 私も工学部でどちらかというとモノづくりが本線だったので、デジタル領域についてはよくわかりませんでした。ただ、どうすれば使いやすいものになるか、どうすれば地域の役に立つ存在になるかなど、そういった視点から発想すること自体は好きなので、現在の仕事には大きなモチベーションを持って臨んでいます。


- 瀬川:
- 現在、担当している仕事の内容を教えてください。
- 佐藤:
- 個人向けの非対面チャネル開発業務がメインです。具体的には各種銀行取引の非対面化に向けて、スマホアプリやインターネットバンキングの機能拡充や改善を行っています。瀬川さんは当行が推進する「銀行ビジネスのデジタル改革」のなかで、まさに司令塔として中心を担う役割ですよね。
- 瀬川:
- デジタル戦略部全体でそれが大きな使命となっていることは確かです。そのなかで自分はデータ活用やAI活用をテーマに、当行が持つ膨大で多岐にわたるデータをいかに活用するかについて、戦略を立てて具体的な企画を立案し、実行するまでを担当しています。
- 佐藤:
- 本当に重責ですね。仕事のうえで大変なことは何ですか?
- 瀬川:
- 正解がない分野であり、かつ費用対効果を明確に出しづらいため、関係各部や決裁者と方向性をすり合わせていくことが大変ですね。
- 佐藤:
- 部署は違いますが、その苦労はわかります。DXを推進していく重要性は誰もが認識しているものの、費用に見合った効果が出せるのかを示しづらいことが多く、自分の場合もプレゼンの資料作成には、苦労しています。
- 瀬川:
- 理解してもらうためのプレゼン、大事ですよね。
- 佐藤:
- 最近ではYouTubeなどでプレゼン時の資料作成手法などの情報収集にはまっています。
- 瀬川:
- YouTubeに?知らなかった(笑)。ぜひ参考にさせてもらいます。
- 佐藤:
- もちろんです。その代わりと言ってはなんですが、わからないことがあったらこれからも瀬川さんを頼りますので(笑)。

- 瀬川:
- これからの目標とか、テーマにしていることは何ですか?
- 佐藤:
- 他行や異業種、フィンテック企業に劣ることなく、当行ならではの機能やサービスを拡充していくことです。そのためにスピード感を持った対応を心がけています。
- 瀬川:
- スピードは本当に大事ですよね。そういう意味では、行員一人ひとりの実力とスピードがいかんなく業務に発揮できるような体制や環境づくりも大切なミッションと感じています。
- 佐藤:
- 私の場合は当行のVision 2030の目標にもある「非対面チャネルの利用率3倍」を直近のテーマとして、より使いやすいサービスを目指し、UI・UXの改善を踏まえながら順次対応を進めていきたいと考えています。
- 瀬川:
- 非対面チャネルの充実は、利便性向上によりお客さまとの接点を拡充するとともに、簡易な事務を非対面で完結できるようにすることで、本来銀行が力を注ぐべき「対面コンサルティング」を増やすことも目的であるから、双方のベストミックスを見出していかなければと思っています。お互いに営業店を離れてしばらく経ち、直接的にお客さまと向き合う機会は減っているけど、常にその先にいらっしゃるお客さまをイメージして取組んでいくことが大事ですね。
- 佐藤:
- 同感です。何のためにDXを推進するのか、本質を見失うことなく、これからも意識とモチベーションを高めて仕事に取組んでいきたいと思います。
- 瀬川:
- これからはデジタルネイティブ世代など、当行のお客さまとのコミュニケーションにおいて必ずデジタルが主流となっていくはず。その大きな矢印に向かって、日々我々はどんなことをするべきなのか。いま一度、そこを見極めていきましょう。
- 佐藤:
- そうですね。今日はありがとうございました!


- 瀬川:
- かつては「銀行=文系学生」というイメージがあったかもしれませんが、現在ではまったく関係なく理系文系どちらでも活躍できるフィールドが銀行です。銀行を取り巻く環境は今後も変わっていくので、学生時代の学びに関係なくやりがいの大きな仕事に挑戦してほしいです。
- 佐藤:
- 私自身は理系出身で現在はデジタル領域の部署にいますが、銀行には文系・理系に関わらず、どんな学部の方でも活躍できるたくさんの仕事や部署があります。銀行で仕事をする上では、理系で培った分析力も大切ですが、発想力やコミュニケーション力も大切です。ぜひ、銀行というフィールドであなたらしさを存分に発揮してほしいと思います。