77×理系

行員インタビュー

Hiraku Nakatsugawa

デジタル戦略部
副部長
(現 七十七デジタル
ソリューションズ株式会社
取締役企画部長)

銀行業務のデジタル改革に向けて、これまでに培ってきたさまざまな経験での学びと情熱を注ぎ込む。

※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部署名は取材当時のものと異なる場合があります。

行員インタビュー

Hiraku Nakatsugawa

デジタル戦略部
副部長
(現 七十七デジタル
ソリューションズ株式会社
取締役企画部長)

銀行業務のデジタル改革に向けて、これまでに培ってきたさまざまな経験での学びと情熱を注ぎ込む。

※掲載の仕事内容、役職、所属は取材当時のものです。部署名は取材当時のものと異なる場合があります。

銀行ビジネスのデジタル改革を推進し、新たな創発で未来を切り拓く。

01七十七銀行への志望動機

就職活動にあたり、自分のこれまでの人生を振り返ってみた際、家族や友人、恩師など多くの方々や地域に支えられてきたことにあらためて気づきました。そんな人々の生活や地域への感謝の気持ちを恩返しできる場所で働きたいと考えていたことが、志望のきっかけでした。地方銀行は、地域のお客さまの生活や社会の成長を金融でサポートさせていただくという使命があり、銀行業務を通じて、自分にも何か恩返しができるのではないかと感じました。七十七銀行は東北のリーディングバンクであり、宮城県をはじめ東北地域全体に貢献できると思い志望しました。

02私の仕事

現在、急速なデジタル化の進展を背景に、デジタルテクノロジーを活用した銀行業務の改革は急務となっています。さらには地域マーケットの変化やコンペティターの変化、収益環境の変化などが加速していくなか、デジタル戦略部全体ではそうした変化に適切に対応しながら、行内のビジネスモデル改革や啓蒙を先導していくというミッションを担っています。そのなかで、当行の新・経営計画「Vision 2030」のキーファクターの1つとして掲げるDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に向け、銀行業務全般を抜本的に改革し、お客さまに真に求められるビジネスやサービスを創出していくことが使命です。デジタルはいまやすべての業務にとって必然であり、デジタル戦略課では行内のあらゆる業務に広く関わっています。そこでは、DXを見据えた戦略的な観点で、各部署の業務の推進、改革をリードしています。

「銀行ビジネスのデジタル改革」の実現に向けては、スマートフォンアプリなどの各種チャネルを活用したお客さまの利便性向上に資する施策や、お客さまと顔を合わせる場である営業店に対して、タブレット型端末などのデジタルソリューションを導入した営業推進の強化策の導入、さらにAI・RPA*などのテクノロジーを活用した事務効率化・高度化に向けた取組みを実施しています。一方、中長期的な観点では、お客さまや地域支援の一助となるような、デジタルテクノロジーを活用した新規ビジネス創出の検討も行っています。お客さまのニーズが多様化し、業態の垣根を越えた取組みが求められている点も踏まえて、他にもエンベデッドファイナンス*や、データビジネスなど、新たなビジネスの創発に向けた検討も進めています。

RPA:ロボテック・プロセス・オートメーション。これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業や、もしくはそれ以上に高度な作業を人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習などを含む認知技術を活用して代行・代替する取組み。金融機関でも導入が急速に加速している。

エンベデッドファイナンス:日本語では「組み込み金融」「埋め込み金融」あるいは「モジュラー型金融」と呼ばれるもの。金融以外のサービス提供企業が、既存サービスに金融サービスを組み込んで金融サービスを提供することを意味する。

03CAREER

2000入行、佐沼支店
2002泉パークタウン支店
2005塩釜支店
2009大阪支店
入行以来、営業店に勤務し銀行員としての基礎を築いた後、大阪支店では副長として部下を持ち融資を担当。マーケットの環境や文化が異なる地に赴任したことで視野が広がった。
2011総合企画部「MEJAR」移行統轄室
横浜銀行、北陸銀行および北海道銀行の3行が共同利用するシステム「MEJAR」への移行に向け準備段階から担当。「MEJAR」稼動後は、新設されたIT戦略室の室長に。
2019デジタル戦略部デジタル戦略課
DXを推進する新設の専門部署に異動。対面・非対面のベストミックスを模索しながら、リーダーとして新たなビジネス創発にも積極的に取組む。

04目指す未来

DXは単なるデジタル化ではなく、既存の銀行業務の在り方を改革し、これまでの考え方や組織の文化を変えていくことだと考えています。そのためには、バックキャストで考えた未来をしっかり実現できるよう、日々トライを続けていくことが重要だと考えています。DXは短期間で実現できるものではなく「何回成功するか」より「何回這い上がれるか」を意識して、チャレンジを続けていきます。そのうえで、データの有効活用やデジタルを活用したサービスの高度化や、地銀本来の対面営業と非対面チャネルサービスのベストミックスの実現などにより、お客さまが感動するような、当行と取引をしていてよかったと思っていただけるようなサービスを提供していきたいと考えています。自分ひとりの力はわずかなものですが、今後も組織の意識改革を高め、それがお客さまや地域のみなさまへの恩返しにつながると信じ、力を注いでいきたいです。

デジタルは万能ではありません。デジタル技術で変革を遂げるためには、デジタルで何ができるかという発想ではなく、まず、みんながどんな世界を作りたいか、この議論が不可欠です。組織の中で横断的にこうした議論を重ねて、目指すビジョンを考えて共有し、文化を変えていくことも私の今後の重要な業務のひとつです。

05LIFE

Q.休日は何してる?
子供が通っている少年野球チームでコーチをしています。体力的にもなかなか大変ですが、一緒に汗を流すことがいいリフレッシュになっています。
Q.趣味はある?
音楽全般が好きです。気分転換を兼ねて聴くことの方が多いですが、時にはアコースティックギターをつま弾いています。木の温もりがいいですね。
Q.ONとOFFの切り替えはどうしてる?
できるだけメリハリをつけるように心がけていますが、何気ない日常生活のなかにもたくさんのヒントがあるので、そのアンテナだけは常時ONですね。