お金を借りる方法として、カードローンとフリーローンという選択肢があります。どちらも使いみちが自由なローンですが、借入方法や金利、返済の仕組みに違いがあるため、目的や状況に応じて使い分けることが大切です。カードローンとフリーローンの違いを知らずに選んでしまうと、必要以上に利息を支払うことになったり、急な出費に対応できなかったりする可能性があります。
この記事では、カードローンとフリーローンの違いを比較表でわかりやすく整理し、それぞれのメリット・デメリット、利用シーンについて解説します。急な出費への備えやまとまった資金が必要な方は、ぜひ参考にしてください。
目次
カードローンとフリーローンは、どちらも資金使途が原則自由なローンですが、借入方法や金利、返済の仕組みに違いがあります。まずは主な違いを比較表で確認しましょう。
| 比較項目 | カードローン | フリーローン |
|---|---|---|
| 借入回数 | 限度額内で繰り返し借入可能 | 契約時に一括で借入 |
| 金利 | フリーローンに比べて高い傾向 | カードローンと比べて低い傾向 |
| 融資までの期間 | 比較的早い | 1~2週間程度 |
| 返済期間 | 利用状況で変動 | 契約時に確定 |
| 返済計画の立てやすさ | 利用状況で変動するため難しい | 毎月一定額で立てやすい |
| 追加借入 | 限度額内なら審査不要 | 再度申込・審査が必要 |
| 提供会社 | 銀行・消費者金融・信販会社など | 主に銀行 |
| 借入限度額 | 商品や申込人の属性などにより異なるが、フリーローンより少ない傾向 | 商品や申込人の属性などにより異なるが、カードローンより大きい傾向 |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
カードローンとフリーローンは、提供している会社が異なります。カードローンは、さまざまな金融機関が提供しています。例えば、銀行や信用金庫のほか、消費者金融やクレジットカード会社、信販会社などです。
一方、フリーローンは主に銀行や信用金庫が提供しており、一部の信販会社やクレジットカード会社でも取り扱っている場合があります。
カードローンは限度額の範囲内であれば、何度でも繰り返し借入が可能です。一度返済した分は再び借入枠として利用でき、追加で審査を受ける必要はありません。
一方、フリーローンは契約時に一括で借入するタイプのローンです。借りた後に追加でお金が必要になった場合は、改めて申込手続きを行い、審査を受けなければなりません。
金利は、一般的にカードローンのほうが高く、フリーローンのほうが低く設定されている傾向があります。
これは借入方法の違いが影響しており、一括借入のフリーローンの方が貸し手にとってリスク管理がしやすいためです。
ただし、カードローンでも借入限度額が高額になると金利が低くなる場合があります。借入金額や金融機関によって金利は異なるため、複数の商品を比較検討することが重要です。
カードローンは申込から融資まで比較的早く、金融機関によっては最短即日融資に対応している場合もあります。審査もスピーディーに行われるため、急ぎで資金が必要なときに適している商品です。
ただし、提供会社によって審査スピードに違いがあるため、急いでいる場合は事前に確認しましょう。
対して、フリーローンは融資完了まで、目安として1〜2週間程度かかります。そのため、資金が必要になるタイミングを考慮して、早めに申込手続きを進めることをおすすめします。
カードローンは利用目的を申告する必要がなく、借り入れたお金はどのような用途に使っても原則自由です。
一方、フリーローンは申込時に資金使途の申告が必要な場合があります。金融機関によっては、見積書や請求書など資金使途を証明する書類の提出を求められることもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
カードローンの返済期間は、あらかじめ固定されているわけではありません。
契約時に設定された借入限度額の範囲内であれば、返済中でも追加で借入が可能であり、その利用状況によって完済までの期間が変動します。
たとえば、返済途中で追加借入を行うと、返済すべき元金が増えるため、毎月の返済額が変わらない場合は、完済までにかかる期間が延びます。
一方で、毎月の約定返済とは別に繰り上げ返済を行えば、元金を早く減らせるため、返済期間を短縮することが可能です。
フリーローンは契約時に返済期間が決まっており、完済時期が明確です。毎月決まった金額を返済していくことで、計画的に返済ができます。
カードローンは限度額の範囲内で繰り返し借入ができる一方、借入限度額は比較的低めに設定されている傾向があります。ただし、商品によっては数百万円規模の限度額が設定されているカードローンもあり、一概に少額向けとは言い切れません。
一方、フリーローンは高額の借入に対応しやすい傾向があります。複数の目的をまとめた資金や、目的別ローンの対象外となる用途など、まとまった資金が必要な場合に適しています。
ただし、カードローンもフリーローンも、実際に借りられる金額は、申込人の年収や勤続年数などの属性によっても左右されます。
そのため、借入限度額を比較する際は、カードローンかフリーローンかという区分だけで判断せず、具体的な商品条件を確認することが重要です。
カードローンには、繰り返し借入できる利便性がある一方で、注意すべき点もあります。ここでは、カードローンの主なメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
カードローンの最大の特徴は、借入限度額の範囲内であれば、追加審査なしで何度でも借入できる点です。
例えば、借入限度額が50万円のカードローンの場合、次のような使い方が可能です。
すでに30万円を借りている状態であっても、借入限度額が50万円であれば、残り20万円の範囲内で返済中でも追加借入が可能です。そのため、返済途中で急な出費が生じた場合でも、新たに最大20万円まで借りることができます。
さらに、その後に返済を進めて借入残高が20万円まで減れば、再び30万円まで借りられる状態になります。
このようにカードローンは、必要なときに必要な分だけ借りられるため、資金ニーズに柔軟に対応できます。
カードローンは審査スピードが早く、ATMやスマホアプリで手軽に借入・返済ができる商品もあります。
24時間いつでも利用できるサービスも多く、急な医療費や冠婚葬祭費など、予期せぬ出費にも素早く対応できる点がメリットです。
繰り返し借入できる利便性の反面、計画的に利用しないと借入残高が把握しにくくなるリスクがあります。気軽に借りられることから、借入を重ねてしまい、返済が長期化する場合があります。
また、毎月の返済額が少額でも、追加借入を続けると元本がなかなか減りません。そのため、利息の支払いが増え、結果的に総返済額が膨らんでしまうこともあります。
例えば、毎月2万円ずつ返済していても、その間に新たに借入を繰り返していると、いつまでも元本が減らず、数年間返済し続けるケースもあります。
カードローンを利用する際は、「いくら借りて、いくら返済したか」を明確に把握することが重要です。
フリーローンは、カードローンと比べて金利が低く、計画的に返済を進めやすい特徴があります。ここでは、フリーローンのメリットとデメリットを整理します。
フリーローンはカードローンと比較して金利が低い傾向にあるため、同じ金額を借りた場合に利息の負担を軽減できる可能性があります。とくに、まとまった金額を借りる場合は、金利の差が総返済額に大きく影響します。
例えば、年利15%と14%で借りられる2つのカードローンのケースで比較してみましょう。
100万円を30日間借りた場合、金利年15%のカードローンでは月々の利息は約12,300円ですが、金利が1%下がって年14%になると利息は約11,500円となり、約800円の差が生じます。
借入金額が大きくなったり、返済期間が長くなったりすると、この差はさらに広がります。
長期間かけて返済する場合、わずかな金利の差でも総返済額に数万円から数十万円の違いが生じることもあります。
フリーローンは毎月の返済額が一定で、返済期間も契約時に決まります。そのため、完済時期が明確で、計画的に返済を進めやすいのがメリットです。
家計の見通しが立てやすく、「いつまでにいくら返済すればよいか」が明確なため、将来の資金計画も立てやすくなります。
複数の借入がある場合、フリーローンでまとめることで返済日や返済額の管理が簡単になります。
返済先が一本化されることで、毎月の家計管理がしやすくなり、うっかり返済を忘れるリスクも減らせるでしょう。
また、金利の高い借入を低金利のフリーローンで借り換えることで、利息負担を軽減できる可能性もあります。
フリーローンは契約時に一括で借入するため、後から追加でお金が必要になった場合は、改めて申込・審査を受ける必要があります。
そのため、追加で資金が必要になる可能性がある場合は、あらかじめ余裕を持った金額で申込むか、カードローンの利用を検討するとよいでしょう。
カードローンの特徴を踏まえると、以下のような人に適しています。
自分の状況と照らし合わせて検討してみましょう。それぞれ詳しく解説します。
カードローンは少額から借入できる点も特徴です。利用限度額の範囲内であれば、1万円単位など必要な分だけ借りられる商品もあります。
必要な分だけ借りられるため、不要な利息負担を抑えられます。
いつ発生するかわからない急な出費に備えて、カードローンを契約しておくという使い方もできます。契約をしておけば、医療費や家電の故障、冠婚葬祭など、予期せぬ支出が必要になったときに、すぐに借入が可能です。
契約しておくだけで、実際に借入しなければ利息は発生しないため、万が一のための備えとして持っておくのも一つの方法です。
子どもの教育費や生活費の補填など、継続的に資金が必要になる場面では、カードローンの利便性が活きます。
あらかじめ契約しておけば、審査や手続きを都度行う必要がなく、必要なタイミングでスムーズに資金を確保できる点がメリットです。
ATMやインターネットバンキングを活用し、自分のペースで借入・返済を行いたい人にもカードローンは向いています。
余裕があるときに繰り上げ返済をしたり、必要なときだけ借入したりと、状況に応じた柔軟な使い方が可能です。
フリーローンは、以下のような人に適したローン商品です。
自分の借入目的や返済計画と照らし合わせて判断しましょう。
結婚式費用、引っ越し費用、医療費など、使いみちと金額が明確な場合にフリーローンが適しています。一度に必要な金額を借りて、計画的に返済していく仕組みが向いているためです。
目的がはっきりしていれば、必要以上に借り過ぎる心配も少なくなります。
借り過ぎを防ぎながら、決められた計画どおりに返済したい人には、フリーローンが向いています。毎月の返済額が一定なので、家計管理がしやすく、着実に借入を減らしていけます。
完済時期が明確なため、「あと何年で完済できる」という見通しが立ちます。
他社借入の借り換えやおまとめにフリーローンを活用することで、返済日を一本化できるほか、金利負担を軽減できる可能性があります。
また、複数の借入を抱えている場合、返済日や返済額がそれぞれ異なり、管理が煩雑になりがちですが、フリーローンでまとめることで返済管理の手間を減らせます。
返済先を一本化すれば、毎月の支出を把握しやすくなり、無理のない返済計画を立てやすくなる点もメリットです。返済管理に負担を感じている人にとっては、計画的に完済を目指しやすくなるでしょう。
カードローンとフリーローンのどちらを選ぶべきか迷ったときは、以下のポイントを参考に検討してみましょう。
何にいくら必要なのかを整理することで、どちらのローンが適しているか判断しやすくなります。
目的が複数あったり、必要額が不確定だったりする場合は、カードローンの方が使い勝手がよい可能性があります。
一方、使いみちと金額がはっきりしていれば、フリーローンが向いているでしょう。
今後も借入が発生する可能性があればカードローン、一度きりで済むならフリーローンを選ぶとよいでしょう。
将来的な資金ニーズを予測し、追加借入の必要性を検討することが大切です。
金利だけでなく、毎月の返済額や総返済額を事前にシミュレーションして比較検討することが重要です。多くの金融機関では、ホームページ上で返済シミュレーションができるようになっています。
利息は「借入元金×金利÷365日×借入日数」という計算式で算出されます。例えば、10万円を金利年14.8%で30日間借りた場合、利息は約1,200円となります。
このように、借入金額や返済期間を入力して、実際にどれくらいの利息がかかるのかを確認してみましょう。総返済額を把握することで、無理のない返済計画を立てられます。
カードローンとフリーローン、どちらを選ぶ場合でも、まず、借入は計画的に行い、返済能力を超えた借入は避けましょう。毎月の返済額が家計を圧迫しないよう、事前にシミュレーションすることが大切です。
また、カードローンもフリーローンも、いずれも事業資金や投資目的には原則、利用できません。使途が限定されている点は共通して覚えておきましょう。
カードローンとフリーローンは、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。カードローンは限度額内で繰り返し借入でき、急な出費にも対応しやすい一方、借り過ぎに注意が必要です。フリーローンは金利が低めで返済計画が立てやすいものの、追加借入には再審査が必要になります。
借入目的や金額、返済計画を明確にしたうえで、自分に合ったローンを選ぶことが大切です。
七十七銀行では、カードローンとフリーローンの双方を取り扱っており、利用目的やライフスタイルに応じて選択できます。
七十七銀行のローンは、WEB完結で来店不要の手続きが可能なため、忙しい方でもスムーズに申込ができます。住宅ローンをご利用中の方は、フリーローンの金利優遇が受けられるなど、取引状況に応じた優遇制度も用意されています。
七十七銀行では、以下のカードローン・フリーローン商品を取り扱っています。
繰り返し借入が可能で、急な出費にも対応しやすいカードローンです。WEB完結で申込から契約まで手続きでき、複数ローンの借り換え・一本化にも対応しています。借入極度額は10万円~800万円、金利は年1.5%〜14.8%(固定金利・極度額に応じて決定)となっています。
詳細は以下で確認できます。
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※この記事は2025年12月現在の情報を基に作成しています。
今後変更されることもありますので、ご留意ください。