中期経営計画の策定について
当行では、平成17年度よりスタートする中期経営計画「チャレンジ 400」を以下のとおり策定いたしましたので、お知らせいたします。
I .経営課題
健全性を維持しつつ、適切なリスクテイクによる「収益資産の積み上げ」と「経営効率の改善」により、収益力強化への道筋を確かなものとすることが、この計画期間における最重要課題であるとの認識のもと、それら経営課題の克服により「業務粗利益を増強」するとともに、「ローコストオペレーション体制を確立」することを最大の目標といたします。
II .中期経営計画の概要
- 名称
「チャレンジ 400」
・コア業務純益400億円を目指すことを全行的な共通認識とするため、名称を「チャレンジ 400」といたしました。 - 目指す銀行像
「地域と共に歩み、地域と共に発展する『ベストクォリティバンク』」
・当行と地域との関わりをより強化し、当行がハイクォリティな地域金融機関として存続していくことを明確化するため、「地域と共に歩み、地域と共に発展する『ベストクォリティバンク』」といたしました。
いわば、地域との絆をもっとも大切にした経営を行っていくものであります。 - 計画期間
4年間
[2005年(平成17年)4月1日〜2009年(平成21年)3月31日] - 基本的な取組方針
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(1)「業務粗利益の着実な増加」と「ローコストオペレーション」への取組強化
「コア貸出金の増強と資産の収益性向上による資金利益の拡大」および「預り資産の増強を中心とした役務収益の拡大」により業務粗利益の着実な増加を図るとともに、ローコスト化の促進により、収益力の強化を図ります。 -
(2)地域・顧客・株主とのリレーションシップ強化
A.地域との関わり
地域における営業基盤をより強固なものとし、「銀行業務を通じた地域貢献」を実践します。B.顧客との関わり
顧客満足度の向上により、顧客にとっての当行の価値向上を図り、常に「お客様にとってナンバーワンの銀行」をめざします。C.株主との関わり
「収益性の向上と健全性を両立」させ、株主価値の拡大を図ります。 - (3)新たな視点で考え、挑戦する風土の醸成
新たな視点で考え、挑戦し、そして変化し続ける風土を醸成します。
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- 基本目標
項目 | 目標 | |
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1.収益力の強化 コア業務純益 |
380億円以上 | 20年度 |
2.収益力の強化のための個別目標 (1)営業力の強化 A.コア貸出金平残 B.預り資産残高 (2)経営効率の改善 OHR |
3兆円以上 7,000億円以上 60%以下 |
20年度 20年度末 20年度 |
3.健全性の維持 自己資本比率(国内基準) |
12%以上 | 20年度 |
※1コア業務純益:業務純益+一般貸倒引当金繰入額−国債等債券損益
※2コア貸出金:ローンパーティシペーション等を除く貸出金