日本で最初の貨幣・日本で最初の金貨
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ふほんせん
富本銭
8世紀頃
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わどうかいちん
和同開珎
銀銭
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わどうかいちん
和同開珎
銅銭
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日本における最初の貨幣(かへい)は、中国(唐(とう))の文化や制度を積極的に採用していた朝廷によって鋳造・発行されたものです。その形は唐銭「開元通宝(かいげんつうほう)」を真似たもので、円形で中央に正方形の穴があいた(円形方孔(えんけいほうこう))の銭貨でした。長い間、「日本で最初の貨幣は708年の和同開弥(わどうかいちん)」というのが日本貨幣史の定説となっていましたが、1998年8月飛鳥(あすか)池遺跡の7世紀後半の地層から、「富本銭(ふほんせん)」が出土したことによって学説は新たな展開を迎えています。
一方、日本における最初の金貨は「開基勝宝(かいきしょうほう)」です。発掘された32枚は重要文化財に指定されています。
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かいきしょうほう
開基勝宝
天平宝字4年
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| 金融資料館の見どころ&蘊蓄(うんちく) |
| 日本貨幣史を覆す新発見「富本銭」 |
これまで日本最初の貨幣は「708年の和同開珎」というのが定説となっていました。しかし、日本書紀には、それより前の683年に天武天皇が銅銭を使うことを命じたことや、694年と699年に貨幣鋳造のための役所を置いたことが記されていました。そして、その貨幣が一体どれなのか長い間謎とされていました。
そうした中、1998年8月、奈良県明日香村の飛鳥池遺跡から「富本(ふほん)」の文字がある銅銭(「富本銭」)が出土しました。銅銭が出土した地層は和同開珎よりも前の7世紀後半のもので、日本史の定説を覆す発見として注目を集めています。
「富本(ふほん)」の文字がある銅銭はこれまでも何点か出土していたのですが、和同開珎以後の官銭「皇朝十二銭」にふくまれないため、まじないのための銭と考えられていたのです。「富本(ふほん)」とは「国を富まし、国民を富ませる本」という意味。貨幣の登場によって国の政治・経済や国民の生活がどのように変化したのか、当「金融資料館」で学んでみませんか。 |
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(資料協力:奈良国立文化財研究所、日本銀行金融研究所貨幣博物館)
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