いろいろなお金
お金は、一般的に「紙幣(しへい)」と「貨幣(かへい)」に分けられ、総称して「通貨(つうか)」といいます。貨幣の本来の意味は、その物自体が稀少価値(きしょうかち)を持つことにあります。したがって金貨(きんか)や銀貨(ぎんか)は刻(こく)されている額面によって通用するというより、素材である地金(じがね)の価値に等しい価格が額面として刻されていると理解した方がよいかも知れません。刻印してある額面はいちいち秤量(ひょうりょう)する必要がないという宣言と考えればいいわけです。
世界には、古いものから新しいものまで、また、変わった形やめずらしい素材のお金が数多く見られます。
世界最大の紙幣(しへい)は中国の明(みん)時代の「大明通行宝鈔(だいみんつうこうほうしょう)」、最小のお札は帝政ロシアの「切手紙幣」です。また、額面(がくめん)金額が最大の紙幣は、第2次世界大戦後のハンガリーで発行された「10億兆(おくちょう)(10垓(がい))ペンゴ券」です。
紙幣の材料は普通は紙ですが、中には布製やプラスチック製のものもあります。
貨幣の場合も、いろいろ変わったものがあり、紀元(きげん)前の中国では貝貨(ばいか)や青銅貨幣(せいどうかへい)があります。
また、近世でも馬蹄(ばてい)銀、木札(もくさつ)、革製(かわせい)のコイン、錠(じょう)の形の銀製貨幣などが見られます。

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